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【キャンプ道具】マット、コットはどっちがいいの?メリット・デメリット

 

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 ソロキャンプ、ファミリーキャンプをしている初心者の方や、これからキャンプを始める方のための【ウレタンマット・インフレータブルマット・コット等の比較】です。筆者の経験を基に細々した「組み合わせ方法」もご紹介しています。

 

 

キャンプで快適に寝るためには

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せっかくのキャンプでは、熟睡できずに寝不足になったりせず快適に眠りたいですよね。
キャンプで快適に眠るために必要なものは、寝床とシュラフが重要となりますが、今回の記事では快適に眠るためのウレタンマットエアーマットインフレータブルマットコットの比較をしていきたいと思います。

 

ウレタンマット

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■ウレタンマットとは


一番一般的なもので、安価なウレタンマットから銀マット仕様で登山でも使用されている本格的なウレタンマットまで様々なものがあります。
ウレタンマットは、その名の通りウレタン素材で作られており、発砲ウレタンは住宅の断熱材にも使用されている様に「断熱性」に優れています。


厚みは、2センチ~10センチのものが多くなっていますが、持ち運びを考えると2センチ~5センチのものがお勧めです。
形状は、登山にも持ち運べる程の「コンパクト」なものから、「ダブルベッドサイズ」まで様々な種類があります。
収納は、折り畳み・ロールタイプ(くるくると巻くタイプ)があります。

■メリット


比較的安価に購入できる
サーマレストに代表される登山用を除き、キャンプ用として販売されているウレタンマットは比較的安価です。


多少乱暴に扱っても使用可能
オートキャンプの場合には車に積み込む際にギリギリになることが多く、荷物同士が密着して傷が付いたり破損することもありますが、ウレタンマットであれば最悪少し破れてしまっても使用することができ、取り扱いがとても楽です。


サイズのバリエーションが多い
コンパクターを目指すソロキャンプ用のコンパクトなタイプから、子連れのファミリーキャンプに適しているダブルサイズの大判のものまで多彩なバリデーションがあります。
また、2つを並べて使用しても使用感に問題がないため、子連れのファミリーキャンプには最適です。

 

寝返りがしやすい

寝返りしなくても苦にならない方は問題ありませんが、人によっては寝返りできないと熟睡できない方もいると思います。

ウレタンマットは地面に敷くだけですので落ちたところで数センチ、違和感なく寝返りもできます

 

 ・使い方は開いて置くだけ

使い方はいたってシンプルです。開いて置くだけですので簡単に使うことができます。

 

他の用途にも使用できる
テント内で使用するだけでなく、テント外でお座敷スタイルのキャンプする時や、タープ下でお座敷スタイルのリビングを作る時等にも使用することができます。その際にはウレタンマットの下には汚れてもいい別のシートを敷いてウレタンマットが汚れないようにすることで、テント内外で使い分けすることができます。


■デメリット


折り畳んだサイズが大きくかさばってしまう
ウレタン素材という性質上圧縮することがてできないため、どうしても収納サイズをコンパクトにすることができません。対策としては、厚みを2センチほどのものにすることである程度解決するでしょう。


地面の凹凸を感じやすい
厚みがあまりないこととウレタンマットの伸縮性から、地面の凹凸は感じやすいため、
石の多いサイトにはあまり適していません。対策としては、事前にサイトの地面にある石等の凹凸物をできるだけ無くすか、エアーマット等と併用することで解決できます。

 

■価格帯


・1,500円~6,000円 中央値は2,000円程です。

 

 

 

 

エアーマット

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■エアーマットとは


プールや海などで使う「浮き輪」を想像してもらえれば良いと思います。
中に空気を注入して膨らませる形のマットです。
厚みがあるため地面の凹凸を感じにくく、「寝心地」を重視したマットです。
厚みは、5センチ~10センチのものが多く、コンパクトに収納できるためできるだけ
厚みのあるものがお勧めです。


形状は、ほとんどの商品が「コンパクト」なものが多く、「ダブルベッドサイズ」の
ものは少なくなっています。
収納は、空気を抜いて畳む形状でかなりコンパクトになります。


■メリット


比較的安価に購入できる
ウレタンマットほどではありませんが、安価に購入することができます。


地面の凸凹を感じない
浮き輪の上に寝転んでいるイメージを持っていただければわかりやすいと思いますが、
地面の凹凸を感じることはほとんどありません


コンパクトに収納することができる
大きくても500ミリリットルのペットボトル1本程度、商品によっては手のひらサイズ
のものまであり、コンパクターには必須のアイテムです。


■デメリット


使う際にひと手間かかる
使う際には空気を注入しなければならないため、ひと手間かかります。
ただ、最近では足で押すだけなどの商品もあり、簡単に膨らませることができるものもあります。


穴が空いたら使うことができない
ビニール素材のため取扱いには注意が必要で、穴が開いてしまうとただのビニールシートになってしまいます。
不注意だけでなく経年劣化で穴が開いてしまうこともあるため、緊急補修用のテープ(ガムテープでも大丈夫)などを持参することをお勧めします。


真夏や真冬での使用には注意が必要
地面からの距離が離れるため暑さや冷気を感じない様にも思えますが、エアーマットの中の空気自体が暑くまたは冷やされてしまうと、背中に暑さや冷気を感じますので、真夏や真冬にエアーマット単体で使用するのはお勧めできません

 

■価格帯


・2,000円~5,000円 中央値は3,000円程です。

 

 

 

インフレータブルマット

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■インフレータブルマットとは


名前だけではわかりずらいですが、エアーマットの中にスポンジ(ウレタン)が入っている形状で、ウレタンマットとエアーマットの良いところを合わせた様なマットです。
厚みがあるため地面の凹凸を感じにくく、また、中にスポンジが入っているため「寝心地」だけでなく「断熱性」の両面に効果のあるマットです。


厚みは、3センチ~8センチのものが多く、形状は、ほとんどの商品が「コンパクト」なものがほとんどです。
収納は、空気を抜いて畳む形状ですが、中にスポンジ(ウレタン)が入っているため、エアーマットほどはコンパクトにはなりません。


空気の注入方法は、ある程度まで自動で空気が入る商品が多く、エアーマットのデメリットを解消しています。


■メリット


比較的安価に購入できる
エアーマットよりも少し高い程度ですが、有名アウトドアブランドのインフレータブルマットになると5,000円を超えるものが多くなります。


真夏や真冬での効果を発揮する
エアーマットではマットの中の空気の温度がダイレクトに背中に伝わってきますが、インフレータブルマットは中に入っているスポンジ(ウレタン)のお陰で、マットの中の暖気や冷気が背中に伝わることもほとんどなく、真夏や真冬での使用でこそ本領を発揮します。


地面の凸凹を感じない
エアーマットと同様に地面の凹凸を感じることはほとんどありません


■デメリット


使う際には少し手間がかかる
ある程度まで自動で空気が入りますが、心地よく使うためには手動もしくは空気を吹き入れる必要があります。


穴が空いたら単なる薄いウレタンマットなる
エアーマットと同様にビニール素材のため取扱いには注意が必要で、穴が開いてしまうとただの薄いウレタンマットになってしまいます。
エアーマットと同様、不注意だけでなく経年劣化で穴が開いてしまうこともあるため、緊急補修用のテープ(ガムテープでも大丈夫)などを持参することをお勧めします。


収納は重くてかさばる
中にスポンジ(ウレタン)が入っているため、ロール状に収納する商品が多くマット幅(約60センチ)の筒状となります。

 

■価格帯


・3,000円~8,000円 バリューゾーンは3,000円程です。

 

 

 

コット

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■コットとは


支柱に張り布を渡してそこに寝るスタイルのコンパクトな簡易ベッドです。地面からは数十センチの距離ができるため、地面の凹凸を感じることは一切ありません
また、インナーテント無し(テントの床が地面)でキャンプをするスタイルでは必須のアイテムとなります。


形状は、ほとんどの商品が「コンパクト」なものがほとんどで、ハイタイプとロータイプがあるため好みによって使い分けることができます。
収納は、支柱をすべてバラバラにしてコンパクトになるタイプのものから、折り畳み傘のイメージで折り畳むタイプなどがあります。


■メリット


地面の凸凹を感じない
エアーマットやインフレータブルマットと同様に地面からの距離があるため、凹凸を感じることは一切ありません。


寝心地が良い
好みにもよりますが、簡易ベッドタイプですので地面に寝るよりも寝心地は良いです。


他の用途にも使える
寝る用としてだけではなく、ベンチや荷物置きとしても使うことができるため、一つ持っていると様々な場面で使うことができます。


■デメリット


組み立てに手間がかかる
支柱をすべてバラバラにしてコンパクトになるタイプのものは、テント内で組み上げる必要があります。
ただ、折り畳み傘のイメージで折り畳むタイプは嵩張りますが組み立ては簡単です。


他のマット類に比べると高い
10,000円前後の価格が多くマットに比べると高くなっています。


真夏や真冬での使用には注意が必要
エアーマットと同じ様な理由ですが、地面からの距離が離れるため暑さや冷気を感じない様にも思えますが、コット下の空気自体が暑くまたは冷やされてしまうと、背中に暑さや冷気を感じますので、真夏や真冬にエアーマット単体で使用するのはお勧めできませんただ、コット下に荷物を詰め込んで置くことでこの問題は解消されます


・寝返りしずらい
人は一晩でかなりの回数寝返りをしているようですが、コットの横幅は60~70センチのものが多いため普段寝ている時のよう寝返りするのは難しいサイズです


・設置場所を選ぶ
傾斜がある場所では傾いてしまい転倒する危険性がありますため、湖畔サイト等で傾斜のあるサイトでは設置に注意が必要です。


■価格帯


・10,000円前後の価格です。

 

 

まとめ(ソロキャンプ、子連れファミリーキャンプ)

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■選ぶ基準


・金額
最初に購入して安くしたいのであればウレタンマット
・季節
真冬や真夏はウレタンマットorインフレータブルマット
・ソロキャンプor子連れファミリーキャンプ
ソロキャンプなら小型ウレタンマットorエアマットorコット
子連れファミリーキャンプはウレタンマット
・積載サイズ
コンパクターを目指すなら、エアマットorコット
・別の用途での使用もしたい
ウレタンマットorコット

 

■組み合わせ方法


・寒い時期以外で寝心地重視なら
コット
・寒い時期で寝心地重視なら
ウレタンマット+インフレターブルマット
・価格重視なら
エアーマットorウレタンマット
・子連れファミリーキャンプには
ウレタンマットを複数

 

 

以上、『用途別の各種マット、コットの比較』でした。

地域差や個人差もありますため、あくまでもご参考としていただければと思います。

少しでも皆様のキャンプライフの参考になれば幸いです。


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