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冬キャンプ 安い『暖房無しの寒さ対策』はこれで完璧!!初心者・ファミリー必見

 

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ソロキャンプ、ファミリーキャンプをしている初心者の方や、これからキャンプを始める方のための【暖房なしの寒さ対策】です。筆者の経験を基に細々した「便利グッズ」や「対策のコツ」もご紹介しています。

 

初心者の方やファミリーの方の中には、

冬は薪ストーブや石油ストーブを持っていないと行くことができない。

電源サイトでもどの程度の準備をしていれば大丈夫が不安。

なかなか冬キャンプにチャレンジできない。

と思っている方は多いと思いますが、間違いのない場所選びと、しっかりとした準備をしていれば、薪ストーブや石油ストーブ等の暖房機器持っていなくても冬がキャンプのベストシーズン」になります!ぜひ最後までご覧下さい。


今回は、過去にソロキャンプファミリーキャンプで色々と実践した寒さ対策を踏まえて、自信を持ってお勧めする『暖房無しの寒さ対策』をご紹介します。

キャンプの新たな魅力を発見していただければうれしいです。

 

 

 

冬キャンプとは

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キャンプといえば一般的には「夏」と言われていて、各メーカーの商品や店舗での取り扱いも夏がメインではないでしょうか。

しかし、実は冬がベストシーズンなんです。

一見ハードルが高そうで、寒さを耐える我慢大会の様に思っている方もいますが(笑)、一度成功体験をすると冬がベストシーズンだと思っていただけるはずです。

また、子供も冬ならではの自然体験ができるので、ぜひお子さんと一緒に冬キャンプにチャレンジしてもらいたいと思います。

 

今回ご紹介している「暖房無しの寒さ対策」は以下を前提としています。

■時期

10月~3月で最低気温が気温が0度~マイナス5度程度を想定しています。

※長期予報だけでなく、過去の天気予報も確認しましょう。

※予報気温と実際の気温は差が出ます!!予報気温マイナス3~5度想定で準備しましょう。

 

■場所

スキー場が近辺にある積雪数メートルにもなる場所ではなく、雪が降っても数センチ程度の場所です。

※朝起きたら積雪数メートルでテントが崩壊しそうな場所は想定していません・・・。

 

冬キャンプの良いところ

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■虫がいない

キャンプが苦手な方の理由で多いのが「虫」ですね。春~秋、特に夏は蚊・ハエ・ブヨが飛んでいたりアリなどの虫もいますが、これが冬はまったくいないと言っていいほどいないんです!

■人が少なくて静か

最近のキャンプブームで気候の良い時期はたくさんの方がキャンプ場を訪れるようになりました。

ただ、冬は別に準備が必要だったりとハードルが高いのためまだまだ人が少ないので、ソロキャンプで静かに自然の音を楽しんだりファミリーキャンプで夜9時、10時には就寝したり、それぞれに合ったキャンプの時間を過ごすことができます。

■景色がよい

登山をする方はご存じだと思いますが、冬は気温が低いため、空気中の動きが弱く大気が安定しており、上昇気流も生まれにくいことから、空気中の水蒸気や塵等が少なくなり、冬は空気が澄んでいて遠くまで見通すことができます。

景色の良いキャンプ場は冬場に行くと夏とは違う景色を楽しむことができるはずです。

■星が綺麗に見える

空気が澄んでいることから、星も綺麗に見ることができます。

 

日本で見ることができる星座は秋よりも冬の方が多いんです。オリオン座冬の大三角冬のダイヤモンドを肉眼で探すことができます。

天体観察には天体望遠鏡と思うかもしれませんが、キャンプでのんびりと簡単に見るには、実は望遠鏡で十分なんです。

双眼鏡は口径40~50mmで倍率が6~8倍がベストです。1万円程度からありますので、ぜひ冬キャンプにもって行ってみて下さい!私もソロキャンプの時も子供も行くときも双眼鏡を持っていき、夜はゆったり星空や月を見ています。

星を探すのが一番難しいので、三脚もあるとベストです。

また別記事でキャンプでの天体観察を詳しくご紹介したいと思います。

 

■焚火

これは私が書くまでもないですね。

冬の寒い時期こそ焚火の暖かさの有難みを感じることができます。

 

冬キャンプの悪いところ

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■当然ですが寒い

一番のデメリットは寒いことです。

ただ裏を返すと、寒ささえ対策してしまえばデメリットがなくなります!

焚火があるので、起きている間はなんとかなりますが、やはり就寝時の対策は必須です。足元や下からの冷気対策をしっかりとすることが肝心です。

■道路

 これは人によりますが、ノーマルタイヤでは凍結する様なキャンプ場には行けないため、行く場所が限られることになります。
 

冬キャンプ対策

体験を基にして、時系列でご紹介します。

■準備~到着~日中

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服装、持ち物

はじめに重要ポイントです、「できる限り余分に持っていくこと」が最も重要です!!

 

・レイヤリング(重ね着)

「ベースレイヤー」

保温性に加えて、汗をかいた際に蒸れて冷えてしまうことを防ぐために必要です。

吸湿速乾性に優れた素材のものであれば、高性能なアウトドアブランドのものだけでなく、ヒートテックなどインナーでも十分です。

特にレギンスなどの下半身のベースレイヤーが重要です、足が暖かいとポカポカになります。

寒いとき、または寒さが苦手な方は、ベースレイヤーを重ね着をすることもでます。

子供は、大人比べて汗をかきますので必ず2~3枚は予備を持って行きましょう。

「ミドルレイヤー」

ベースレイヤーの上に着るもので暖かさを維持することが目的ですので、保温性が一番重要ですばりフリースがお勧めです!

普段着ているものでも十分ですが、キャンプでは汚れたり焚火で穴が開くこともあるので、キャンプ用に1枚準備された方が良いでしょう。

子供は、たくさん動き回りますのでストレッチ素材がベストです。また、日中は大人が思っている以上に汗をかいてしまうため、フリースの中に着れる薄手のシャツを持って行くと安心です。

「アウターレイヤー」

一番外側に着るもので、雨や雪、風から守り保温することが目的です。

高性能なアウトドアブランドだけでなくファッションブランドのものでも十分です。

暖かさではダウンジャッケットが一番ですが、焚火で穴が開くこともありますてので、ミドルレイヤーとアウターレイヤーの間に薄手のダウンベストを着て、アウターレイヤーは焚火用に綿素材とすることもお勧めします。

子供は、動き回って体温が上がっていることが多いため、ダウンジャケットが必要となる時間帯は、夜と朝程度で意外と少ないです。日中はフリースの上に着れるウインドブレーカーがあると安心ですよ。

「小物」

 ・ネックウォーマー

首を温めることで体温を維持することができるので、冬キャンプには必須です。また、就寝時にも使えます!

子供にはマフラーはお勧めしません!、長く垂れたマフラーが何かに引っかかったり、焚火の火に引火したりするリスクがあります。筒状のネックウォーマーにしましょう。

 

・帽子

ニット素材のものがベストです。

翌朝の寝ぐせ隠しにも使えます(笑)

 

・靴

できれば保温性のある冬用ものがベストですが、用意できなくても↓の通り靴下で対応できれば大丈夫です。


・靴下(予備)

足元から冷えてくるので厚手でヒートテック機能のある素材が良いです。

雨や雪の可能性があれば、多めに予備を用意しましょう。

子供の予備は必須です。


・手袋

作業用に指先が開いている手袋が良いでしょう。

 

・ブランケット

これ重要です。起きている時には肩にかけたり、ひざ掛けにしたりできます。また、就寝時にはシュラフに入れることで暖かく寝ることができます。

 

・ホッカイロ

これも起きている時、就寝時ともに重要です。

 

・ムートンラグ

余裕があれば準備してほしいものです。

テントの中や椅子に引くだけで暖かさが段違いです。空気の層がたくさんあるため通常のマットよりも暖く快適に過ごせます。

 

・子供の遊び道具

キャンプ場によってはアスレチックや芝滑り、トランポリンがあるところもありますが、暇を持て余さないように遊び道具を持って行くことをお勧めします。

ボール、マシュマロ、焚火の色が変わるもの、双眼鏡などなど。

大人は焚火とお酒があれば十分ですね(笑)。

 

キャンプ場、サイト選び

日が当たること

冬なので当然寒いのですが、夜だけでなく昼間も寒いと苦行になってしまいます。

キャンプ場に着いた際には、日当たりの良いサイトを優先して選びましょう。

風を遮る木々に囲まれた場所

2ルームタイプのテントであればそこまで問題はありませんが、タープ下で食事をする前提であれば出来るだけ風を遮るものがある場所、もしくは風上に車を置くようにしましょう。

 

■夕方~夜

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夕方から夜は、焚火ができるのであまり心配はありません。

うちの子はずっと焚火の前にて、火吹き棒でふーふーして楽しんでいます。

ソロキャンプの時は、好きなのもの食べる→お酒飲むの無限ループです(笑)。

 

食事は体の中から温めることできるお鍋が簡単でお勧めです。

 

 

■就寝時

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床からの冷気対策

床からの冷気をどれだけ遮断できるかで快適さが段違いです!

・マットの順番は、床面から①グランドシート、②テントのシート、③テントのインナーシートもしくは銀マット、④ウレタンマットもしくはインフレータブルマット、⑤起毛素材のマットです。

 

コットをお勧めしている方も多いので問題ないとは思いますが、私個人の体験からは、コットはコット下の空間の空気が冷やされてしまいその冷気が背中に感じることがあり、以下の通り各種マットの上にシュラフで寝る形をお勧めします。

 

・①グランドシート、②テントのシートは通常のもので大丈夫です。

・③テントのインナーシートもしくは銀マット、ここで一旦冷気を遮断します。

・④ウレタンマットもしくはインフレータブルマット、これは冷気遮断とクッション性を目的にしています。

・⑤起毛素材のマット、クッション性に加えて触感で暖かさを感じることができるため、あるとないでは大きな差が出ます。また、子供はシュラフから飛び出てしまうことが多いため、その際の対策なもなります!

 

・その他として、荷物はテント内の外周に置いて外からの冷気の侵入を少しでも防ぐようにしましょう。特に頭側には必ず荷物を置くようにしまししょう。子供がシュラフから飛び出てた際ににも荷物があれば飛び出る範囲を少なくできます!

 

シュラフ対策

有名なアウトドアブランドの高性能・高価格のシュラフでマイナス温度まで対応できていれば当然問題ありませんが、それ以外のシュラフでも対策をしていれば寒さを感じることなく快適に朝までぐっすりと眠ることができます。

 

対策は以下の3つです。

・シュラフの2枚重ね

色々な方が紹介されているかと思いますが、冬用以外のシュラフを2枚重ねにするやり方です。

私としては、シュラフの能力等効果が事前に確認できないため、あまりお勧めできません。

 

・シュラフにブランケットをインする

マイナス温度対応のシュラフにブランケットを入れるだけです。毛布を入れられればもっと効果は大になります。

マイナス温度対応のシュラフでも、「実際にはマイナスに耐えられない」という声を多く聞きますが、ブランケットをインすることで解決します。

これだけでも十分な程効果がありますので強くお勧めします!

 

・シュラフに湯たんぽorホッカイロを入れる

足元が冷えると寝れなくなってしまいますので、寝る少し前から湯たんぽを入れてシュラフを暖めることをお勧めします。

ホッカイロでも代用することができ、腰・膝裏・足元の3か所に貼るだけです。低温やけど防止のためブランケットとの間に貼って下さい。

 

・その他

暖房なしと題していますが、ファミリーキャンプで子供がまだ小さい場合には、電源サイトで電気毛布を使うことをお勧めします。掛け毛布ではなく敷き毛布です。

下からの暖気は上に上がりますので、シュラフと自身の体で暖気を閉じ込めることができます。逆に掛け毛布では暖気が上にいってしまい熱効率としては悪い使い方となります。

低温やけど防止のため、電気毛布の上には起毛素材のマットを引いて、その上にシュラフで寝るようにして下さい。

なお、どうしても乾燥してしまうので子供は特に水分補給に注意して下さい。

 

ちなみに、電気カーペットはお勧めしません!

消費電量が多いためキャンプ場では使えない可能性があることと、有名メーカーのほとんどの機種で安全タイマーがあり、一番寒い明け方に切れてしまい結局寒い思いをするためです。

 

まとめ

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■服装、持ち物

・ レイヤリング(重ね着)は重要!

・ネックウォーマー、湯たんぽ(ホッカイロ)、ブランケットは必須!

■テント内

・床からの冷気をどれだけ遮断できるが最重要!

・コットは△・・・

・シュラフにはブランケットをイン!

■子連れファミリーキャンプ対策

・着替えの予備は必ず必要!

・子供のシュラフ飛び出し対策は必須!

・迷ったら電源サイトで電気毛布だけを使う!

 

以上、『暖房無しの寒さ対策』でした。

地域差や個人差もありますため、あくまでもご参考としていただければと思います。

少しでも皆様のキャンプライフの参考になれば幸いです。


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